長掌筋の触診

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長掌筋の概要

長掌筋は橈側手根屈筋の内側に走行する小さなな紡錘状の筋で、停止部の手掌腱膜は縦と横の線維が層状に重なった強靭な膜になっています。

母指の対立運動で表層に浮きくるので分かりやすく、他の筋と触り分けるのにランドマーク的に使われることもあったりします。

あと約10%の方が欠損していますが、機能障害の報告はみられていません。

なのでトミー・ジョン手術などで腱移植の材料に使われることもあります。

英名はpalmaris longus のpalmarisはラテン語で「手のひら」を意味するpalmaに由来します。

長掌筋の詳細

和名 長掌筋
英名 palmaris longus
起始 屈筋協同腱として内側上顆へ広がる
停止 屈筋支帯の表層
作用 手関節掌屈
支配神経 正中神経C8 ときに C7
支配血管 尺骨動脈
形状 紡錘状
筋連結 橈側手根屈筋 ,尺側手根屈筋,母指内転筋,円回内筋,小指対立筋,上腕二頭筋,浅指屈筋
触診 母指と小指が対立位にあるとき手根横人体の表面を容易に触診できる

触診の手順

全体像と筋の書き方

まず、豆状骨と内側上顆を探して書いときます。ココをゆるやかにカーブする線を想像します。

母指と小指の対立運動をしてもらって、長掌筋腱を浮着上がらせて赤色で塗ります。

遠位の1/3ほどすぐに辿れるので書いてしまって、内側上顆を目指して筋縁を探りながら書きます。

赤色:長掌筋

青色:円回内筋

黒色:豆状骨、内側上顆

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円回内筋との境界

内側上顆の近位部は円回内筋が下を走っているので、強めに圧迫すると触り分けれます。

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長掌筋腱

母指の対立動作で、長掌筋腱浮きでるのがハッキリと分かります。

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長掌筋の筋腹

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参考文献;

監訳 山崎敦ほか,オーチスのキネシオロジー 身体運動の力学と病態力学 原著第2版,2012.

編集 鈴木重行,ID触診術,2005

編集 河上敬介,磯貝 香,骨格筋の形と触察法.2013

監修 河合良訓,肉単(ニクタン)〜語源から覚える解剖学英単語集〜.2004


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理学療法士

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