肩甲挙筋の触診

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肩甲挙筋の概要

肩甲挙筋は肩甲骨を内側上方にひきつけて、下角を内方に動かす筋です。3〜4個の筋腹でできていることが多く、起始部の頚椎の上位側であるほど太い線維をしています。

また3次元的にねじれながら上角周囲に付着していることが特徴的です。

また肩甲挙筋には背側迷束、腹側迷束といった破格が報告されています。

背側迷束はC1の筋腹が分離して、下位頚椎から上位胸椎棘突起に停止。腹側迷束は、肩甲挙筋の一部が前鋸筋の上縁や内面の筋膜、第1,2肋骨に停止する筋欧区のことで約30%に見られます。

肩甲挙筋の詳細

和名

肩甲挙筋 

英名 levator scapulae
起始 第1ー第4頚椎横突起後結節
停止 肩甲棘から肩甲骨上角までの肩甲骨内側縁
作用

肩甲骨挙上、下方回旋、内転 

支配神経 C3-5脊髄神経、C5の関与は肩甲背神経による
支配血管 頚横動脈
形状  
筋連結 前鋸筋、僧帽筋上部繊維、斜角筋、頚板状筋、頭半棘筋、小菱形筋
触診 肩甲挙筋はとくに肩甲骨の挙上、内側回旋時、僧帽筋上部繊維と胸鎖乳突筋の間に触診できる

触診の手順

全体像

まず肩甲骨骨を紫でふちどりして、乳様突起と下顎角を書きます。

この2つの間に肩甲挙筋はありますから、あとは上角から筋にそって書くだけです。

起始部は胸鎖乳突筋とかぶっているので注意が必要です。

補足:

:肩甲骨、下顎角、乳様突起

:下顎角、乳様突起の補助線

オレンジ:肩甲挙筋

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筋腹の触診

下顎角と乳様突起のあいだに肩甲挙筋があるので、胸鎖乳突筋を避けながら下に降りると触れます。

頚椎横突起に起始があるので、横から触れるとすぐに肩甲挙筋筋腹があります。

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肩甲骨内側縁部

意外と内側縁側に肩甲挙筋はくっついています。コリコリとしています。

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肩甲骨上角部

筋腹を挟んで反対側も触ります。

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頚椎下部

僧帽筋上部繊維の外側縁から侵入して触れましょう。

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筋腹回旋部・起始部

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参考文献;

監訳 山崎敦ほか,オーチスのキネシオロジー 身体運動の力学と病態力学 原著第2版,2012.

編集 鈴木重行,ID触診術,2005

編集 河上敬介,磯貝 香,骨格筋の形と触察法.2013

監修 河合良訓,肉単(ニクタン)〜語源から覚える解剖学英単語集〜.2004


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理学療法士

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